「砂糖」の漢字を考えてみる~「砂」篇~
こんにちは。字があまり上手くないギンです。
これでも書道4段の腕前です。
「ありえない!」といわれます。私もそう思います。
でも大学生の時だけ、周りから「字が上手いですね」といわれました。自分でもその時は確かに上手い字が書けていた記憶があります。今は書けません。何があったんでしょうね?
さて、今回は「砂糖」という漢字についてやっていきたいと思います。
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漢字の成り立ち
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漢字って面白いですよね。
文字に音だけじゃなくて、意味も含まれてるのは漢字以外ないんじゃないでしょうか?
これこそ文字の最先端だと私は思ってます。
そんな漢字と、平仮名、カタカナを使う日本語は言語の中でも一番難しいということらしいのでうまく使えなくても心配することなかれ!(と自分に言い聞かす)
私もそんな漢字に興味を持って、一時期は漢字の成り立ちを色々調べたこともありました。白川さん(漢字の学者)にはよくお世話になりました。本で。
そんな機能をお持ちの漢字さんたちですが、漢字の成り立ちは結構グロいものが多いんです。「白」は頭蓋骨から成り立っていますし、漢字の中に使われる「ヒ」(死とか化とか)は死体を表してたり、「道」は生首持って道を歩いてる(なにやってんすか)。興味ある方は調べてみて下さい。
「砂糖」という漢字
それはそうと、まず砂糖の「砂」という漢字の成り立ちからいきましょう。
図にすると上のようになります。
左の「石の部分(反転してますが、これで正解)」ですが、「ナ(上突き出てないよ)」の部分は崖を表しています。「口」の部分は石を表しています。じゃあ、「口少」でいいじゃないか!と思ったのは私だけではないはず。
でもこれじゃあ口(くち)と区別がつかなくなるので崖もつけておこうということになったのかな?
それでは右側の「少」です。
上の図の四つの点は小さな点を表しています。
え?そうすると「小」は?と疑問に思われるかもしれませんが、上の四つの点が三つになるだけです。
もともとは成り立ちも意味も同じようなものらしいですが、なぜ、砂に「少」を使用するのかはわかりません。「石小」のほうが現在の意味からするとあってるような気がしますが、デザイン的な観点でこっちにしたんかもしれませんね?漢字はもともと中国大陸由来のものですが、その文化を吸収して独自の平仮名や片仮名を編み出して、日本語にオリジナル化していった先人たちはすごいなあと思います。
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ほかにもラーメンや、カレーライス、明太子などほかの人のいいところを吸収して進化させていくのは見習っていきたいなと思うギンです。私が勝手に思っていることですが、焼きそばとお好み焼きはイタリアのスパゲティとピザをマネしたものだと思っているんですが、どうなんでしょうか?
大阪の人が聞いたら、「真似したんはイタリア人に決まっとるやないけ!(てきとう関西弁)」と怒られるかもしれませんね(偏見)。
…たこ焼きはマネしなかったのかな?
さて、次回は「糖」についてやっていきたいなと思います。