見え方が変わる!分子レベルの砂糖と塩の話
こんにちは。色んな事を知って分析することが好きなギンです。
こういうことを職業としてやってる人のことをアナリストといいますが、あんまり響きは好きじゃないので私にはそう呼ばないでね。
なので仕事上のいろんなデータを集めるのも楽しいんですよね。
この間、数字嫌いの先輩からそんなに数値をパソコンに打ち込んで大変そうだねと言われたので、“こういうデータが集まるのは快感なんですよ”と言ったら、「気持ち悪っ」って引いてました。
ははは、私の心は傷ついていませんよ。大丈夫です。
なんせガラスのハートですから・・・傷なんてつきません。粉々です。
こういうのは方向が大切ですね。
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砂糖は本当に水にたくさん溶ける?
今回は前回の分子レベルの話の続きです。ちなみに前回はこちらからどうぞ。
以前に砂糖は塩よりもたくさん水に溶けるということをやりました。
この回です。
砂糖ってすごいですよね!
でもそれはg(グラム)という方面から二つを比べたらの話。
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では見方を変えて、塩(塩化ナトリウム)を58.8gと砂糖(ショ糖)を342g。
ふたつを見るとずいぶんと量が違うように見えますが、実は全くの同量です。
ピンときたあなたは、化学得意ですね?
どういうことかといいますと・・・
どちらもおなじ1モルなのですね。
1㏖
わかりますか?中学校くらいの時にやったかな?多分。
つまり分子の量(個数)なんですね。
1㏖(モル)というのは分子が6.022×10²³個集まった単位です。
なんでこんな中途半端な個数かというと、炭素12gの中にある炭素原子の量が基準になっています。人間が認識しやすいのが単位になったほうがいいですしね。
でも、こんな“×10の何乗”とかっていう表記をするから理系に苦手な人は敬遠しまうんですよね。
なので分かりやすく
602200000000000000000000個としておきます。
カンマを打つと更にわかりやすいですね。
602,200,000,000,000,000,000,000個だよ。
もっとわかりやすく、更に数字を極力少なく見せて、6022垓個となります。
シンプルになりました。これで数字嫌いの先輩も化学好きになるはず!
ところで垓(がい)というのは京(けい)の次の単位です。
世界の借金すべて合わせると確か2京くらいだったような・・・
ちなみに京(けい)は兆の次の単位ですね。
これは聞きなじみあるですよね。日本の借金は確か1200兆くらいでしたか・・・
日本は自国で借金してるから破綻はしないという間違った認識がありますが、先物取引なんかで現在は経済が海外とつながってるのでそんなことはないようです。
いずれにしても借りたもんは返さんととんでもないことになるよ!
後は人の細胞が一人につき何兆個かあった気がする。“京”よりは出番が多くなってきますね。岩崎弥太郎の総資産が兆を超えてたとかね。いいなー。
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えーと、さて、話を戻しますが、前回も砂糖は分子が大きいということをやりましたが、6000垓個分子を集めるとこんな差が出てくるんです。
なのでおなじ重量では分子量が約6倍も違うんですね!このことが味の強さにも関係あるようですよ?
つまり大さじ1杯の砂糖は約210垓個分子があって、塩の大さじは約1840垓個です。ほら?そりゃ違うわって気になってきましたでしょ?
さらに。砂糖が水に溶けやすいと思いきや、常温だったら、分子量は砂糖と塩でほぼ同じなんですね!
時にはこういった視点で物事を見るのも大切ですよね!
ものの見方
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さて気持ち悪がられたデータの分析ですが、方向が変わればというのはどういうことか?
例えばこれが社会の役に立つデータを集めたら社会貢献になりますよね。
「○○人の起源は紀元前○年、その時の平均身長は○○センチ体重は○○㎏出身は・・・」
これが対戦相手のデータを集めたらお金につながりますよね。(ファイトマネー的な意味)
「相手は○○人で生年月日が○年、身長は○○センチ体重は○○㎏弱点は・・・」
自分の趣味のために集めればオタクになれます。
「推しのあの子は生年月日が○月○日で身長は○○センチ体重は○○㎏・・・」
人が害を感じるとこまでやると犯罪になります。
「いつも電車で見かけるあの子の生年月日は○月○日で身長は○○センチ体重は○○㎏住所は○○町○○番地好きな色は○○いつも朝○時に起きて、夜は○時に寝て・・・」
だから、いろんな見方ができるようになると世界が広がりますよ。
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そういえばいろんなおしり見て様々な分析する人って
おしりのアナリストってことですよね!
響きがいい!(ひとのことはいい)
それでは、また!