パリパリ!モチモチ!デニッシュ生地とクロワッサン生地の違いは何?

こんにちは。春はあけぼの。YO!YO!となりゆくやまぎわ・・・二番の「冬はつとめて」がなんとなくわかる年頃になったギンです。

 

ちなみに「つとめて」というのは“努めて”や“勤めて”ではありません。“早朝”という意味のようです。紫式部(…だったと思う)が“冬は早朝がいいね👍”という風に言ってます。

 

寒い日が続いてますが(ブログ掲載の時期も多分)、こういう寒い日に冷たい水で顔を洗うのがとても気持ちよく感じるようになりました。

台湾の初代総統の蒋介石さんが、日本の軍人学校の出なので、軍隊に「朝の顔は水で洗う」という規則を盛り込んだんですが、日本人からすると、「?」となります。中国ではお湯を沸かしてお湯で顔を洗うのが通常のようでこうなったそうです。昔は今と違ってお湯沸かすのも時間かかりますからね。「そんな悠長なことやってる場合じゃないだろ!」という感じなのでしょうか。

 

 

今回は先日パンオショコラの話をしましたので、それに関する話を一つ。(蔣介石とは何の関係もない)

その時の生地がこちら…!?記事がこちら

クレーム・ブリュレ・オ・マロンとカラメリゼ

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クロワッサンとデニッシュの違い

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私はチョコをクロワッサン生地でくるんであるといいました。そこで疑問に思った方いると思います。

 

えっ!?クロワッサン生地ってあの三日月型のやつじゃないの?

あーいうのはデニッシュ生地っていうんじゃないの?

パイ生地とデニッシュ生地とクロワッサン生地って何が違うの?

などなど。

 

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まず、パイ生地とデニッシュ生地とクロワッサン生地ですが、パイ生地とデニッシュ生地・クロワッサン生地にははっきりと境界線があります。しかしデニッシュ生地とクロワッサン生地ははっきりとした境界線はありません(国によってはあるとこもあるかも。)

では、そのあいまいなデニッシュ生地とクロワッサン生地の境界線は、なんだという話ですが、実は甘いか甘くないかなんです。つまり、砂糖が多いか少ないか

 

なので、同じ生地でも、ある人はそれを「デニッシュ生地だ!」といっていてももう一方の人は「いや。それはクロワッサン生地だ!」という論争が起きたりするかもしれませんね。

 

 

 

デニッシュとクロワッサンとパイの共通点

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さて、この3つですが、なぜ混乱されやすいのか。

 

共通点を挙げると

・層になっている。

・バターもしくはマーガリンが豊富に使われている。

・生地が板状のため、完成形は同じような形になりやすい。

 

とかですかね。

 

ただし層にならない生地もあります。失敗して層にならなかったのは別として、層にあえてしないもの。これは後で解説します。

 

 

 

クロワッサン生地とデニッシュ生地

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始めにクロワッサン生地というのはそのまんまですけどクロワッサンを作るための生地です。つまり食事用ですね。

ごはんに甘いのは許せない!という人が居ますが、(栗ご飯や芋ごはんを食べないらしい。嗚呼、嘆かわしい。)そんな感じで食事用のパンが甘くていいわけがないという人が考えたんでしょう。

 

ちなみに三日月型(最近この形のものは見ない)はマーガリンが、棒状のものはバターが織り込まれてるということを聞いたことありますが、わざわざ手を加えて安価な油脂を使ってることをアピールするのも変な話ですよね。

 

一方デニッシュというのはデザート用に作られたものですので、甘く味付けしてるわけです。

 

ただし、こんなふうに二種類も作ると大変なので、一種類のみ作ってデニッシュもクロワッサンも兼用してるお店もありますね。

 

ちなみに私のところはクロワッサン生地ですべてやってました。

なので、デニッシュも生地はあんまし甘くない。

 

多分逆のところもあると思います。フルーツデニッシュとかに力を入れてるところはそうなるかもしれませんね。

でもさすがにクロワッサンが甘いのは変なので、冷凍生地を使うところもあります。

 

実はこのクロワッサン生地、デニッシュ生地は冷凍しても悪くなりにくい(味とかイースト菌たちの健康状態が)ので、海外からの美味しい冷凍クロワッサン生地とかあるんです。

下手な材料使ったり、下手な人が作るより断然美味い!

 

でも下手な私でしたが、パンオショコラを作りたかったので、生地は自作でした。

 

さて、気になる脂肪分ですがいったいどれほど入ってるもんなんでしょうか?

なんと20%~35%!!つまり生地の1/5~1/3は油脂という・・・。

 

恐ろし美味しいですね!!

 

 

 

層の話

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ちなみに層の話ですが、何層あると思いますか?

通常で、28なんです。

 

でも28回も折り畳んでると思う人もいると思うので言っておきますが回数としては3回です。

 

どういうことか少し説明しますね。

 

クロワッサンもデニッシュも作り方に関しては基本同じです。

 

①まずバターを板状に延ばして包みやすくします。確か厚さ1㎝位の正方形の形に。

と思いきや、今はその形に整えたものが売っています。昔の人は本当に麺棒でブロック状のバターを叩いて形を整えていたようです。私も一時期バターが市場から姿を消したときに、デニッシュ用のバターが無くなって仕方ないからブロック状のバター(1ポンドつまり450g。バターが市場に出回ってなかったけど極秘ルートで手に入れた。怪しいルートではない。)を延ばそうと思いましたが、途中であきらめた記憶があります。やってられるかー。

 

②さぁ、バターを生地で包んだら、パイローラーという機械で延ばします。昔の人はこんな機械もないから麺棒で手作業できれいに延ばしてたんですよ。昔の人はすごいですねー。私だったら絶対やらなかったな。

③そして延びた生地を三つ折りにします。パタンパタンと。これが一回目。

④そんで乾かないようにシートをかぶせて冷凍庫に入れます。そして凍る直前に出します。確か30分くらい…だったような…。そして延ばして、パタンパタン。これが二回目。

⑤今度はさっき延ばした方向と垂直方向に延ばしてパタンパタンで三回目。

 

てなわけで3×3=27

ただしこの数字はバターの折数なので、生地はバターの上と下に存在するので常にバターよりも一枚多い。

つまり3×3+1=28

 

28層というわけ。

 

これをしっかりと発酵させて、高温で焼くと層の間にあるバターが溶けて、層と層がくっつかずに層のままそのまま焼けると。

表面のほうはパリパリ、中のほうは蒸されて、しっとりもちもちというわけです。

 

しかしこの層は日にちがたつとパリパリがモチモチ部分の湿気を吸ってパリパリではなくなっていってしまいます。

だから、スーパーとかコンビニのパンには層がパリパリのクロワッサンやデニッシュは存在しないのですね。

 

 

 

 

境界線

さて、境界線がはっきりしないものの中に蝶と蛾がいます。

蝶と蛾の境界線ははっきりしないようですね。昔は止まってるときに羽を広げてるのは蛾、羽を閉じてるのは蝶だと言ってましたが、羽を広げてる蝶も、閉じてる蛾もいるそうです。

 

蝶や蛾からすれば、「蝶だったら「綺麗」といって、蛾だったら「うげー」というのやめてくれないかな…」と言ってそうですね。

 

ただし隣のおうちとの境界線がはっきりしないとトラブルの元なので、それは専門家に頼んで境界線をはっきりしておきましょう!

 

 

次回は境界線がはっきりしてる、パイとの違いです。

 

それでは。ぱいぱい。

 

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