名前で勘違い!?糖尿病は砂糖の病気なの?
みなさん、元気ですか?
パン屋の時に腰を痛めてから数回ギックリ腰になったことがあるギンです。
普段の作業で20kgの生地とかを一気に持ち上げたりしてたので、しかも駄々っ子のようにボウルにくっついて引き離すのに大変でした。今では腰を痛めたりしないように、ストレッチをして体を柔らかく保つように心がけています。
みなさんは日頃何か心がけていることはありますか?
健康という面で話をすると、砂糖屋ということもあってかお客様から「糖尿病にならないように砂糖を控えたりしてる。」という話がきこえたりもします。そもそも糖尿病ってどんな病気なのか?また砂糖とどんな関係があるのか?砂糖屋として伝えなければならないという点がいくつもあります。
そこで今日はそんな糖尿病に関してのお話です。
そもそも糖尿病とは?
糖尿病とは、インスリンの分泌が低下あるいはないために、血糖値が高い状態から下がらない病気です。
そのため尿に糖が混じってでてきます。なので糖尿病と言います。
インスリンの作用により血液中のブドウ糖が脂肪組織や筋肉に蓄えられる働きをしています。インスリンの働きが無い、あるいは働きが悪いと血糖値が高いままになってしまいます。そうすると血管や神経を傷つけたりして、様々な部位に悪影響が出てきます。
まず糖尿病には基本的には2種類ありますが、一般的に生活習慣病と言われるのは、2型の糖尿病の方です。
ですから、糖尿病にならないように砂糖を気にされている方は、2型を気にされているわけです。
というわけで今回は2型に注目していきます。
糖尿病と砂糖との関係性は?
結論から言うと、砂糖は糖尿病の直接の原因ではありません。
糖が尿から出るんだから、糖が原因に決まっているやろー。と思うかもしれませんが、尿に混じる糖はブドウ糖というもので、砂糖はショ糖といい全く同じというものではありません。
血糖値の原因になるブドウ糖はデンプンが分解されても出来ますし、糖質制限などをして体内に糖が不足すると筋肉を分解してブドウ糖を作ります。
日本人と糖尿病
実際に日本人の砂糖の消費量は昭和48年をピークに減少していて、日本人の炭水化物の摂取量も減っていて戦後が総摂取エネルギーの8割なのに対し、現在は6割、総摂取エネルギーも1975年あたりをピーク(2226kcal)に戦後レベル(1904kcal)まで減っています。
食事が、低糖、低糖質、低カロリーになってきているのに、むしろ糖尿病は増え続けています。砂糖が直接的な原因ということではないことが良く分かりますよね?
まさに生活習慣病の名が示すように、原因は運動不足、食べすぎ、ストレスというところです。そして遺伝もあるようで、糖尿病になりやすい体質、なりにくい体質があるようです。しかし、親、祖父母が糖尿病じゃなかったからといってならないとも限りません。
昔は糖尿病になりやすい体質だったとしても、今のように運動不足になること自体が難しい時代でしたからね。
まとめ
最近では家に居ながらでも生活できてしまう時代ですから、あえて体を動かす時間も作らなくてはいけないのかもしれませんね。
砂糖にはストレスを和らげ心を癒してくれるセロトニンの分泌を促してくれます。サチさんのホットミルクのブログにもありましたね!
心と体に余裕を持ちたいものです。
今回はこの辺で。ではでは。