ご質問にお答えします!

みなさん、こんにちは。製造担当のジャッキーです。

本日は読者の方から頂いたご質問にお答えさせていただければと思います。(ご愛読、ありがとうございます。)

 

 

 

Q. お砂糖に規格はあるの?(30代主婦の方)

すごいところに着目されましたね。どうしてそのように思われたのか、教えて頂ければ嬉しいです。

さて、結論を先に申しますと、砂糖に規格はございません。(ただし医薬品用については日本薬局方に基づいた規格が定められています)

 

定められた規格が無い理由としては

  1.  主たる原材料が限られている。(甘蔗(サトウキビ)、甜菜(サトウダイコン))
  2.  砂糖が昔から使われており、生活に密着した食品である。
  3.  製品自体に大きな差がなく、品質が極めて均一でかつ安定している。
  4.  メーカーによる成分の違いがほとんどない

などがあげられます。

 

これで終わってしまっては“尺”が足りませんので、同じ調味料の“塩”と“醤油”についても書いてみましょう。

 

 

 

塩(食用塩)

実はこちらも“砂糖”と同じく、規格がございません。(あちゃ)

ただイギリスやアメリカなど欧米諸国では品質規格が設けられている国もあります。

 

 

 

醤油

お待たせしました。こちらは“官能”と“成分”で決められています。

しょうゆの種類によって、その特性や、うま味成分の指標である窒素分、色のこさ、薄さなどを数値として決めたものです。

 

  1.  官能(人間の感覚(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)によって、製品の品質を判定)
    官能検査でしょうゆの特性である色・味・香りなどを厳しくチェックし、合格することが必要。
  2.  成分
    成分は全窒素分、無塩可溶性固形分、直接還元糖の分析を行い、規格値の範囲に、また、色度については「しょうゆの標準色」に照らしてその範囲内に入っていることが必要。

 

 

如何だったでしょうか。

同じ調味料仲間でも、規格があるものと無いものがあるわけなんですね。

 

今回はご質問ありがとうございました。

 

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