グラニュ糖と粉糖のちがいをもう一度考えてみる

こんにちは。桜の季節がやってきました!・・・という時期に書いています。さくらひらりの宣伝しようと思ったら、ジャッキーさんに先を越されてしまいました。

 

一昨日、冷蔵庫の中に隠してあるように置いてあったチョコレート(すでに5個中2個は食べられていた)を2個食べて、その日の夜に激おこな目にあったギンです。(1個は残したんですよっ!)

心の中で「怒られるかもしれない…」とわかりつつも、「いや、きっとこのチョコレートはあまり口に合わなくて冷蔵庫の隅に追いやられてしまっているかわいそうなチョコレートだ!今私が食べてやらねば、またしばらく忘れ去られて、風味が落ちてしまって最終的に食べられずにゴミ箱行きになんてことになってしまったら・・・!!」ともう一人の自分がささやき、このチョコレートたちを救ってやらねば!との使命感でお皿に乗せ、コーヒーを入れておやつの準備をしました。

でも聞いてください!

 

私のエラいとこがここで、一歩踏みとどまったんですね。(すばらしい!!)「まてよ、ここは一度電話をかけて確認をするべきだ(キリッ)」と思って、電話をかけてみました。

 

・・・出ない。

・・・。

・・・・・・・・。

 

 

出ないんじゃしょーがないよねー。とコーヒーと一緒に美味しく頂きました。私に見つかるとこにチョコレートを放置してくのが悪い。

 

 

さて、前回まで粉砂糖(粉糖)についてやってきました。

別物?同じもの?砂糖と粉砂糖の違いについて考えてみる

粉糖を使ってお菓子を美味しくコーティング♪

なんと、粉糖の正体は実はグラニュ糖を細かくしたものだったんですねー。でも、ここで鋭いお方はグラニュ糖と粉糖が同じなら、前回やったグラスはグラニュ糖でどうして作れないの?粉糖を使うとどうして食感や見た目に差が出てくるの?と思うはず!

 

そこで、そんな疑問を解決します!
ちなみに今回の粉糖は100%グラニュ糖という前提で話を進めますね。

photo by 駒屋

 

 

グラスはグラニュ糖で作れないの?

photo by Unsplash

まずグラスから。

粉糖に水を入れて混ぜるわけですが、実はこれ、完全には溶けていないんですねー。基本的に溶けるというのは水が透明になります。グラスはすりガラスのように濁っていますよね?

前回のグラスの作り方で「水:粉糖=3:10」といいました。

ところが砂糖を水に溶かすことができる量は水の2倍の重さまでです。常温でね。なので、水が30gの場合は60gまでなら溶けるよ。ということ。100g入れると当然溶け残ります

 

でもグラスの場合はこの溶け残りが重要なんですね。砂糖水と溶け残った粉糖の協力によって、砂糖水が細かい砂糖の粒と絡み合ってコーティングしたいものに纏(まと)わりついてくれるんです。これが、グラニュ糖だとさらさらしてしまって纏わりついてくれません。

グラニュ糖を粉糖にすることで、①粒が小さくなり②数が多くなることで砂糖と砂糖の間に水が入り保水して絡み合いやすくなるんですね。砂と水、石と水で考えれば少しは分かりやすいかも。砂にお水を足すと砂のお城も作れますが、同じ重さの石に水をかけても保水しないので形が作れませんよね?

さらにまとわりついてとどまってくれるから、まとわりついたままの状態で乾燥ができて、乾燥によって目一杯溶けた状態の砂糖水から水分が飛ぶと、溶けていた砂糖が結晶化して表面がパリパリになってコーティングできるという、素晴らしい性質を利用したものなんですね!

 

 

 

食感と見た目にも違いを与える粉糖

photo by Unsplash

もう一つ!

見た目や食感に差が出るのはどうして?ということですが、さっきよりは複雑なことではなくて、材料にきれいに撹拌されやすく溶けやすいからですね!

砂糖は粒が小さいからバターと混ぜたら溶けたと思っていませんか?実は砂糖は油には溶けません。だから、材料や混ぜる度合いによっては砂糖が溶けずに粒のまま残ってるなんてことがよくあります。だから、粉砂糖だと溶けるスピードも速いし、溶けない場合でも材料にきれいになじんでなめらかーになってくれるんですね。それが食感やおかしの出来具合にも影響してくるんですのん。

なーんてことで、粒の大きさが違うことで、こんなにも違いがでてくるんですのう。

 

 

 

出会いと別れ

さて、ところで桜といえば別れと出会いの季節ですね。

少し前に紹介した(?)「シャキーン」の未来から来た家庭教師のコーナーも最終回を迎えました。最後に主人公の少年は「1秒かけて1秒進める、30年かけて30年先に進めるタイムマシン」を発明しました!いや~、素晴らしい発明だ!

もしタイムマシンがあったら、私は一昨日に行って、冷蔵庫のチョコレートを見つける前の自分に、「食べると怒られるからやめといたほうがいいよ!」って警告しに行こうかと思います。

でも誘惑に負けて過去の自分よりも先に少し食べてしまうかもしれませんね。あ、そうか!そうすれば、過去の自分は怒られるけど私は怒られない!!

いやー冴えてますね。私。

 

・・・ん。そういえば、一昨日の冷蔵庫にあったチョコレートが食べかけだったってのはもしや未来の自分が・・・!!

 

今度チョコ食べた時は「いやー未来の自分が食べちゃってさ~」と言うことにしよう!(そしてまた怒られる)ちなみに私はくちどけが悪くなるのでチョコレートを冷蔵庫に入れておくのには賛成できません。(勝手に食べたやつが言うことではない)

 

それでは。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)