おいしい春の出会い。つくしレシピをご紹介。
みなさん、こんにちは!製造担当のヨシです。
春に旬で食べることができるつくし(土筆)ですが、みなさんは食べたことはありますか?
今回は、つくしの食べ方として砂糖を使ったお菓子をご紹介します♪
まずは下処理から
袴(はかま)取り
土筆の葉にあたる袴は、煮ても硬く食べることができないので取り除きましょう。
まず、つくしについた土汚れなどを水で丁寧に洗い流して、水にしばらく浸します。浸す時間が長いほど、取りやすくなりますよ。切り目を入れて横にクルリとすれば簡単にむけます。
袴を取る時に、アクが出て手が汚れてしまうので注意してください。お酢やレモン汁を手につけると、アクが付くことを軽減できます。
水洗い
袴を取ったら、水で良く洗いましょう。(2~3回程度)
下ゆで(アク抜き)
鍋につくしが浸かるくらいの水を入れ、沸騰させます。水が沸騰したらつくしを入れ、煮ます。(3~5分)
穂先が緑色、茎が褐色に色づき、やわらかくなったらお湯から引き上げます。
冷水に浸す
ゆで汁は捨て、下ゆでしたつくしを冷水に1時間ほど浸します。途中2,3回は水を入れ替えましょう。
苦味が苦手な方は、浸す時間を長くするといいです。長いほど苦味がなくなりますよ。
冷やしたら、水分をよく取りましょう。
つくしの砂糖漬け
下処理も済ませたので、やっと本題です!お待たせしました(*^_^*)
砂糖を使った、つくしの砂糖漬けをご紹介します♪
このつくしの砂糖漬けは、佐賀県の温泉町でお茶菓子としてよく食べられているそうです。
つくしの砂糖漬けの作り方
<材料>
- つくし 40~50本
- 上白糖 40g
- グラニュー糖 40g
- 水 適量
作り方
- 鍋の中に上白糖と水を入れてよく溶かします。その中に土筆(つくし)を入れ、ハチミツのような粘り気が出るまで煮詰めます。
- 火を止め、土筆にグラニュー糖をまぶします。※ポイント※1本1本丁寧にまぶしましょう!
- グラニュー糖をまぶした土筆(つくし)をパッド等に伸ばして並べ、陰干しで3日間干します。
- 1本食べて、中までカリカリになっていたら完成!
密封容器に乾燥剤と一緒に入れると、冷蔵庫で秋まで保存することができます(*^_^*)
長期間保存する場合には、よく乾燥させて下さい。乾燥が足りないとカビや変質の原因になってしまいます。
まとめ
今回はつくしの食べ方としてつくしの砂糖漬けをご紹介しました。
全国で採ることのできるつくしですが、地域によっては「つくしんぼう」、「つくしんぼ」とも呼ばれ九州で3月頃、本州で4月頃、東北などの北の地方で5月初旬頃と地方によって収穫の時期に開きがあります。
またつくしの選び方ですが、長く太いものを選びましょう。下処理が楽になりますよ。
そしておいしいつくしは、穂先が閉じたつくしです。穂先が開いてしまったつくしは、食べられないわけではありませんが少し味が落ちてしまいます。ですが、苦味やえぐみは穂先が開いてしまったつくしの方が少ないので、苦手という方はいいかもしれません。
他につくしの食べ方としては、卵とじや佃煮、天ぷらなどがあります。
春の味覚のつくしをぜひおいしくいただいてみて下さいね(^_^)/