果実酒の実までおいしくいただく方法「使えるジャム篇」
こんにちは、製造担当のサチです(*^○^*)
前回は2回に分けて果実酒のおいしい飲み方についてお話しさせていただきました。よかったら果実酒以外でも楽しめる飲み方を紹介していますので、ご覧になってみて下さい♪
今回は果実酒に使用した『実』についてお話ししたいと思います!
みなさんは果実酒を漬けた後に取り出した『実』どうしていますか?
そのまま食べる?料理やお菓子に使う?はたまた捨ててしまう?
果実酒に漬けこんだ果実は、その役目を全うしたかのように色が抜けて白っぽかったり、茶色っぽくなっていたりしますよね。「見た目も悪いし、味も抜けていそうだから捨てちゃえ!」と捨ててしまうのは、もったいないです!
せっかくおいしく作った果実酒。漬け込んだ果実も残さずおいしく頂きましょう(*・▽・*)そして今回は、果実酒の実で作る『ジャム』の作り方をご紹介します!
果実酒の実で作るジャム
<材料>
- お好みの果実 100g
- 砂糖 35~50g
- レモン汁 小さじ1(柑橘系の果実ならなくてもOK)
ポイント
砂糖の量は果実の半分くらいの量がおすすめです。甘さ控えめがお好きな方は35gぐらいがよいかと思います。砂糖はグラニュー糖を使用すると焦げ付きにくいので作りやすいかと思います。基本ご自宅で使用しているお砂糖やお好みの甘味料でオッケーですよ。
<作り方>
- 下処理として種があるものは取り除いておく。また、大きな実や硬い実はお好みで小さくカットしておくと良い。
- 鍋に実、砂糖の順に入れる。
- まずは中火で煮て、ぶくぶく沸騰してきたら弱火にする。灰汁が出てきたら取り除く。
- お好みで実をヘラなどで潰してさらに煮詰める。
- とろみがついてきたらレモン汁を加え、お好みの固さより少しゆるめぐらいまで煮詰まったら火を止める。
- 熱いうちに瓶に詰めて完成!
ポイント
ジャムは冷めると固まるので、熱いうちに瓶に移してくださいね。なので、5の火を止めるタイミングも希望の固さより少し前に止めるのがポイントとなります。
保存に使用する瓶は、しっかり熱湯消毒をおこない水気をしっかり取ったものを使用してくださいね。
色の抜けた果実も火を通すと不思議なことに色が蘇ってくれるんです。フレッシュな果実で作ったジャムに比べると仕上がりの色がくすんだり、ものによっては茶色っぽくなるものもありますが、味わいはしっかり果実の風味が楽しめますよ!
アルコールを飛ばしたい場合
アルコールが気になったり、お子さんも食べられる場合は、アルコールを飛ばす為に茹でこぼしをしてからジャムを作りましょう。
<やり方>
- 鍋に実とたっぷりの水(実が余裕で被るくらい)を入れ火にかける。
- お湯が沸騰したら火を弱め、10~20分ほど茹でる。
- 火を止め、ザルにあける
- 冷水にさらし、実を冷ます
- 水気をしっかり切る
回数は1回でも大丈夫ですが、試食をしてみてまだ残っているようでしたら、2~3回ほど茹でこぼしましょう。もし果実がトロトロで、水にさらすのが難しい場合はやめておきましょう。
その場合は、火をしっかり通す料理に使用すればアルコールも飛びますし、安心ですよ。
作ったジャムはアレンジ自在
楽しみ方は色々でそのままパンに塗って食べてもよし、プレーンヨーグルトやバニラアイスにかけてもおいしいです。また、クッキーやミルクプリンなどのお菓子作りにも使えちゃいます。また、カレーなどの煮込み料理やハンバーグなどの肉料理のソースに加えるとコクが増しておいしくなりますよー!
おわりに
今回は果実酒で漬けこんだ実の再利用として『ジャム』の作り方を紹介させていただきました!
作ってしまえば保存も出来ますし、色々なお菓子や料理にも使えるので便利です(●^o^●)
次回は、第二弾としてパウンドケーキの作り方を紹介したいと思います!
最後までご愛読ありがとうございます!
またお会いしましょう♪