ブドウ糖はイライラを防ぐのか?イライラさせるのか?
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
インスタントラーメンはお湯を入れて1分くらいのギンです。
私は決してせっかちなわけでもありませんし、“てやんでぇ”な江戸っ子気質でも無いです。江戸っ子がインスタントラーメンを待てないのかどうかはしりませんが。
麺は硬めがおいしいですよね?さすがにベビースター並みにバリバリ言うのは硬すぎだとおもいますが。
さて、皆さんの周りにはせっかちさんはいるでしょうか?
せっかちだったり江戸っ子だったりはその人の特徴なので良いんですが、イライラしてるだけでは困りものですよね。
そんなことで、今回はブドウ糖の効果、「イライラ防止」についてやっていきたいと思います。
ブドウ糖とたんぱく質のタッグ(セロトニンの作り方)
以前にも体内の糖が不足するとイライラが引き起こされるんだよということを書きました。
今回は、そのイライラを抑制させて、精神を安定させるという「セロトニン」というものの作り方についてお勉強していきましょう。
さて、用意するものは、動物性たんぱく質とブドウ糖です。まず、動物性たんぱく質を食べましょう。美味しいですか?では、そのあとにブドウ糖を食べてください。そうするとほら、海馬からインスリンが出てきましたね。(見えないと思いますが。)
次にインスリンが動物性たんぱく質の中にあるトリプトファンを脳に連れて行ってくれました。後は脳の中でトリプトファンがセロトニンになるのを待つだけです。この時に、ビタミンとミネラルも消費するので先に食べておいた方がいいですね。一緒でも構いませんが。
どうです?簡単でしょう?
つまり食事の後にデザートは理にかなっているというわけです。
セロトニン不足になると?
うつ病の方は脳内にこのセロトニンが少ないようです。また、セロトニンが少ないとイライラして、キレやすくなります。
普通の食事から炭水化物や動物性たんぱく質少なめの野菜中心の食生活にした人が、うつ病になる人が多いということを言っている学者さんもいます。最近“自然派”とか言ってそういう食事が一部で流行ってるらしいのですが、急な食生活の切り替えとかは現代人の体が適応しないのかも知れないですね。
また疲労、ストレス、夜型生活、運動不足、コミュニュケーション不足が原因でセロトニン神経からの分泌が少なくなるようなのです。これも一部の流行り・・・ではないですね。現代社会の構造を変えないとここら辺は厳しいのかな・・・?
砂糖を食べるとキレやすくなる?
こういった事を科学が進歩してきたがゆえに解明できるようになってきてるんです。凄いですよね!ですが、時には真逆の事を耳にします。「砂糖を食べるとキレやすくなる」ということです。聞いたことあるでしょうか?
その「キレやすくなる」根拠としてはおおよそ二つほど。
一つは、血糖値が上がった反動で下がりすぎて低血糖になるからという理由。
これは以前の「ブドウ糖は目覚めに良いのか?集中力はアップするのか?」のところでやったので省略します。普通の健康な方はなりません。なるとしたら、インスリン等に異常がある方です。ケーキ屋さんや、カフェで甘いものを食べた後に出てきた人たちを見れば分かることですよね。殺伐としてますか?イライラしてますか?楽しそうにワイワイ喋りながら出てくる人がほとんどだと思いませんか?
二つ目は砂糖を摂取するのに体内のビタミンを消費する、あるいは、砂糖が溶けると血液が酸性になってカルシウムが溶けるため、体内のカルシウムやビタミンが欠乏することによるもの。
まず、砂糖を溶かして液体が酸性に変わることはあり得ません。ただ、ブドウ糖を吸収するのに体内のビタミン等を消費するのは確かに正しいです。ですが、ビタミンやカルシウムは普通の食生活を送っていれば不足することはあり得ません。もし砂糖を摂る事で栄養素が足りないのであれば、そもそも栄養が足りていないはずです(というか普通に生活すらできないレベル)。砂糖を摂らない事を考えるよりも、栄養を摂れる食生活に改善することを考えた方がいいと思います。
カルシウムを効率よく摂りたいなら、乳製品がいいらしいですよ。次に小魚とかですかね。どちらも動物性たんぱく質も摂れるので一石二鳥ですね。
体は○○で出来ている
○○の中は「剣」ではありません。
当たり前のことで忘れてしまいがちですが、私たちの体は食べるものからできているんですね。今回主役のセロトニンも眼にはみえないですが、当然、食べるものからできています。だからこれを摂らない。あるいはこれしか摂らないというように、食べるものが栄養的に偏ってこれば体に影響が出てくるのはごく当然のことかと思います。
一つ一つの食品の良さを知って、楽しみながらバランス良く食べるのも楽しいですよ。
次回はブドウ糖の効果「睡眠を促す」です。
それでは。