ブドウ糖が低血糖を素早く解決するというお話

こんにちは。
快適なおうちに住みたいギンです。お金たまらないかな・・・。

上のおうちの画像はよく覚えておいてください。後で使います。

さて、前回の続きです。

ブドウ糖の効果ということで引き続きやっていきます。

 

 

 

低血糖に即効性!

今回は「低血糖に即効性がある」ということです。

なんじゃそりゃ。と思った方も多いかもしれませんが、この話は、糖尿病患者に関係することなのであまり関係ない人もいるかもしれません。

糖尿病の方はインスリンが正常に活動してくれないため、食後(食前だったかも)に血糖値を下げる薬を摂取します。ただ、摂取する食事とのバランスによって、血糖値が下がりすぎてしまうことがあります。

低血糖はかなり危ない状態で即座に対処することが大事なんです。
症状は、強い空腹感眠気(食後にある普通の眠気とは別物です)、イライラ、ひどくなると眩暈ふらつき動悸手足の震え、もっとひどくなるとけいれん昏睡という症状も出てきてしまいます。

そこで、そうなった時のためにブドウ糖の顆粒とかが処方されているんです。

ブドウ糖は体内での分解の必要もなく、小腸から数十秒で血管に入ることができるため即効性があるんですね!医者から処方されるお薬になってるなんてびっくりですね。ただものじゃなかった。

 

 

 

砂糖は血糖値を上げにくい?

砂糖じゃいけないのかって?

もし砂糖で良いんであれば、駒屋に医療関係から問い合わせがあるんではないでしょうか。・・・しかし、そんな話は全くありません。(まあ、医療用の工場とかになると基準が変わってくるでしょうから問い合わせはハナから無いのかも)。それに医療用の角砂糖とか聞いたこと無いですよね?

何故でしょう。

 

以前に砂糖とGI値のとこでやったんですが、砂糖はそんなに血糖値上げないんですよ。意外でしょ?

 

糖尿病は砂糖の病気なの?その2「知ってほしいGI値」について

 

GI値というのはブドウ糖の血糖値を上げる度合いを100定めて、他の食品がどれほど血糖値を上げやすいまたは上げにくいかを数値化したものです。

 

ジェンキンズ氏(GI値の発案者。よくAAで見る寿司職人になっているジェンキンス氏とは関係ありません)によると59らしいですが、幅があって60前後砂糖のGI値らしいです。(その他オレゴン州大学やシドニー大学などに数値がちゃんと出ています。どちらも私が合格するのは無理そうですが。)

ところが!少し前、砂糖のGI値が110であるとかいてあるモノをみて困惑しました。1件ならばこの人が間違えたんだろうと思うのですが、何件もあってさすがに焦りました。

「どうしよう!以前のブログで『砂糖のGI値は低いんだぞ』って公表しちゃった!もしかして謝罪会見か…。」とドキドキしたものです。ときめき大事。

 

でも、冷静に考えてみると、やはりあり得ない。理由は

  1.  医者が砂糖ではなくブドウ糖をわざわざ低血糖用に処方していること
  2. 砂糖は体内での消化・分解が必要でブドウ糖よりひと手間多い事
  3. 砂糖は半分が果糖で、果糖は血糖を上げにくい(GI値30前後)事  です。

よくよく見てみると、見る限りGI値が110と記載されてるものに参考資料が掲載されていません

 

それで面白いものも見つけました。
ウィキペディアです。

まず「グラニュー糖」の項には「GI値は110前後である。」とあります。ドキドキしますね。そんで、そこの「GI値」をぽちっと押すと、グリセミックス指数(GI値のこと)の項に飛びます。そこには「(GI値に関して)インターネット上では基準試料を表示せず、他のサイトから引用した不正確な値を掲載しているサイトが多々見受けられるため注意が必要である。」「グラニュー糖のGI値は60前後であり、グルコース(ブドウ糖)より低い。」ってありました。(赤文字からウィキペディアに飛んでいけるようになってますので、ぜひ。)

せめてウィキペディア内では統一しようよ…。

ウィキペディアも知識の持ち寄りだから間違いがあって当然なんだけど、砂糖の事に関する内容は割とひどいと感じる部分が多いです。

 

 

 

おうちの絵で実験!

さて、冒頭に出てきた家の画像ですが、もう見ないでくださいね。結構前になりますが、ある番組でこんな実験をやってました。

 

20人に冒頭の画像のような家が書いてある絵を見て覚えてもらいます。そして家の絵を伏せて、20人に順番に並んでもらいます。

あなたは20番目だとしましょう。

 

出題者が20人の一人一人に順番に質問していくんです。「赤いポストは家の左右どちらにあったでしょう?」って。

次々に躊躇なく自信ありげに「左!」「左だろ?」「左よ。」…って答えていきます。後半になると少し考えて自信なさげに答える人もでてきます。「左かな・・」「左だったと思う…」と。でも、あなたの前に並んでいた19人は全員「左」と答えてます。

さあ、あなたの番がきました。なんて答えますか?

 

実は、この後、同じ実験で20人を別の人に入れ替えて二回目もやりました。

正解者は二回通してなんとたったの1人だったのです!
正当率はなんと1/20!

えっ?1/40の間違いじゃないかって?いいえあってます。

 

実は並んだ始めの10人は“さくら”だったんです。(仕掛け人ってことです。)“さくら”には、「左」と答えるように指示されていました。
2回目ももちろんそうなんです。

 

正解は見れば分かりますが、ポストは無いが正解です。

でも何で無いのに「左」と答えたんでしょう?
それは大勢が「左」と答えたからです。

 

皆さんはどうだったでしょうか?

実際の場面じゃないと画面の前では心理的な影響が無いかもしれません。でも、実際の場面で正しく答えることができるでしょうか?

人間の心理には、大勢が言っていることは正しい、間違っていても安心できる。というものがあります。他にも、大勢が根拠なしに間違っていることが正しいかのように語られてることはよくあります。

 

最近衝撃的だったのが現在の中学生が聖徳太子を知らないんです。その子だけ?ある番組で、聖徳太子は存在しなかった説は学者に言わせると「絶対にあり得ない」ということらしいのです。「じゃあなんでそんな説があるんですか?」と聞くと「私の方が知りたいくらいだ」と笑いながら怒ってました。聖徳太子は日本の歴史にとっては超重要人物なのにね。

今回のGI値の間違いは一般の方には大したことは無いですが、糖尿病を患っている方にとったら重大問題です。

砂糖のGI値が110なんだったらブドウ糖じゃなくて角砂糖を常備しておこうというような人が出ないとも限りませんよね?緊急事態にその角砂糖が効かなかったら取り返しがつきません。

ただ、特に解決策が無いのが現状です。一人ひとりが正しい見識を持っていただくほかないなぁ。と、もやもやするギンでした。もやもや。

 

次回もブドウ糖の効果、「目が覚める」をお送りいたします。
それでは!

 

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