旬を迎える枝豆のこと。もしもの時は砂糖で…?

みなさん、こんにちは(^^) 製造担当のヨシです!

前回に引き続き夏の旬の野菜つながりで、今回は枝豆のお話をしたいと思います。枝豆は古来より中国で栽培され、日本では江戸時代の中期から“枝豆”として呼ばれるようになったとされています。そもそも枝豆とは大豆の未成熟な豆を収穫したもので、それが完熟すると大豆になります。

 

 

 

枝豆の名前の由来

元々は田んぼなど畦道(あぜみち)で栽培され、「畦豆(あぜまめ)」と呼ばれていました。

先ほども述べたように、江戸時代の中期には枝付きの豆が売られるようになり「枝付き豆」→「枝豆」と呼び名が変わっていったのです。
枝豆はこんなに古くから食べられていたと思うと感慨深いですね!

 

 

 

枝豆に含まれる栄養と効能

さて、前回ゴーヤのお話で、ゴーヤには夏バテの効果があるとお伝えさせていただきました。実は枝豆にも夏バテの効果があるんです。詳しく見ていきましょう♪

枝豆には、たんぱく質やカリウム、ビタミンB1、B2等のビタミン類、食物繊維など栄養が含まれています。

 

(1) スタミナを補う、疲労の蓄積を抑える

ビタミンB1、B2は糖質などを分解して、エネルギーに変換してくれる働きがあります。また、山形県の特産物である「だだちゃ豆」という枝豆にはオルニチンが豊富に含まれており、新陳代謝を活性化させ疲労の蓄積を抑えてくれます。

オルニチンの補足)
上述にだだちゃ豆にはオルニチンが豊富に含まれていると言いましたが、オルニチンは普通の枝豆には、それほど多くは含まれてはいません…。なのでオルニチンをたっぷりと摂るためには、だだちゃ豆じゃないといけませんね(>_<)

 

(2) 高血圧の改善、むくみの解消

カリウムは体内にある塩分の排出を促し、利尿作用があります。体内の塩分を排出してくれるので高血圧の改善や体内の水分量が調整されてむくみの解消にもつながります。
(1)、(2)の効能から、枝豆は夏バテには効果的なんですよ(^^)

 

(3) 二日酔いの防止

(1)にも述べたオルニチンは、肝機能を強化してくれます。また、たんぱく質に含まれるメチオニンという成分が、ビタミンB1、ビタミンCと共にアルコールの分解を促します。

 

(4)腸内環境を整える

食物繊維が腸内の有害物質の排出を助けたり、便秘の改善をして腸内環境を整えてくれます。

但しどんな食べ物も食べ過ぎはやはり禁物!枝豆だって食べ過ぎてしまうのは良くはありません。食べ過ぎてしまいますと、枝豆の栄養を多く摂取するということになります。

具体的に、枝豆には通風の原因になるプリン体が多少なりとも含まれており、特にアルコールとの相性が良く同時に枝豆を摂取すると尿酸値がグンっと上がってしまいます。食物繊維の摂り過ぎもお腹を下してしまう可能性があります。

最後に、枝豆にかける塩のかけ過ぎにも注意が必要です。塩分の取り過ぎは、逆に高血圧や
むくみの原因になってしまうからです。適度な量を食べるのが一番良しということです!

 

 

 

枝豆のおいしいゆで方

(材料)

  • 枝豆 1袋(約250g)
  • 水 1 L
  • 塩 40g(水に対して約4%)

 

(手順)

① 下準備
まず枝豆を、両端をハサミでカットして塩味が染み込みやすいようにしておきます。その後、塩揉みを行い産毛を落としましょう。産毛を落とし終えたら、5~10分放置し、あくや汚れを水分と一緒に出します。

注意:塩揉みした枝豆は、洗い流さないようにしましょう!

② 枝豆をゆでる
水に塩を入れて沸騰させます。沸騰したら、塩揉みした枝豆を入れ中火で3~5分ほどゆでましょう。少し硬いくらいが丁度いいです。
注意:5分以上ゆでると、アミノ酸が失われ柔らかくなりすぎてしまいます。

③ ザルに上げ、冷ます
少し硬めにゆでたら、うちわで仰いで冷ましましょう。
注意:流水に流すと、水っぽくなってしまうので避けましょう。

④ 完成
塩味が足りなければ、お好みで塩を加えて完成です。冷凍で長期保存される場合には、硬めにゆで水気を十分に切ってから保存袋にいれましょう。冷凍保存した枝豆は、約1カ月ほどで食べきって下さいね。

 

Q. 時間が経過してしまった枝豆はどうしたらいい?

A. 時間が経過し鮮度が落ちると、甘味も落ちていきます。そこで!ゆでる時に塩と同時に砂糖を追加しましょう。砂糖を加えることで、ほどよい甘味になります。加える分量の目安は、塩2%+砂糖2%です。

 

 

 

さいごに

枝豆は、鮮度が下がりやすく1日経つごとに栄養も失われていきます。なので、枝豆は入手したらなるべく早めに使うことをオススメします。

おいしい枝豆の選び方もお伝えしておきますね(*^ー^)ノ♪
枝豆は、枝付きの方が日持ちがしやすいです。節との間隔が狭くサヤが密生しているものを選びましょう。サヤの選び方としては、緑色が濃くピンと張りがあるもの、粒が均等にそろっているものを選ぶのがいいですよ。

 

最後までご愛読ありがとうございました。
夏の旬の野菜である枝豆、おいしくいただいてみて下さいね♪

 

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