わたあめ?わたがし?そもそもどうやって作られているの?
こんにちは、製造担当のサチです(*・ω・*)
お祭りの屋台やスーパーなどでよく見かける“綿飴(わたあめ)”ちなみに地域によっては“綿菓子(わたがし)”と呼ばれています。昔の言い方では“電気飴”なんて言い方をされていたときもあうそうです。わたしは日頃からわたあめと言っているので、この先はわたあめでお話させていただきますね。
最近ではカラフルなものやキラキラしたものなど、かわいいわたあめも多いですよね♪そんな「ふわふわ」、「モコモコ」なわたあめはどうやって出来ているのかご存知でしょうか?
今回は“わたあめ”についてお話ししたいと思います。
わたあめの原料はザラメ糖のみ!?
わたあめは砂糖で出来ていることはご存知な方も多いかと思いますが、わたあめに使用している砂糖は白双糖(しろざらとう)になります。白双糖は一般的な通称はザラメ糖、白ザラメなどといいます。そのザラメ糖とは、ショ糖(スクロース)を結晶化させたものです。
そして、他に水やら何やら入っていそうなのですが…材料は以上です。
原料は『ザラメ糖』のみとなります!シンプルですね。
原料一つで出来てしまうわたあめ。ふしぎですよね。
「わたあめ」の原理とは
科学でできる食べ物?
まずは簡単に説明。わたあめは砂糖を液体状にしてから、細い糸状に固めたものを棒などにたくさん絡め取ったものになります。
そして、わたあめは物質の三態変化と遠心力によって出来た、何とも科学・物理的な食べ物なのです!三態変化とは何かというと、一つの物質が固体、液体、気体に変化することです。
理科の実験で水(液体)を沸騰させて水蒸気(気体)を出したり、凍らして氷(固体)にしたりしましたよね?加熱をすれば、固体は液体に、液体は気体に。その逆に冷やせば、気体は液体に、液体は固体になります。
つまり、砂糖(固体)をアメ状(液体)になるまで加熱をし、それを空気に触れさせ冷やすことにより糸状に固める(固体)にすることによって綿飴が出来ます。
ふわふわの理由
では、その糸状にするにはどうするのかというと、わたあめを作る時に使う機械がありますよね?大きいタライのような容器に筒状の釜が付いている機械です。(イメージ画像は参考までに。)
まず機械の中心の筒部分に砂糖を入れます。すると、砂糖が液体になるまで加熱をします。そしてその筒には小さな穴がたくさん空いています。筒を回転させると、遠心力で液体となった砂糖が小さな穴から細く出てきます。砂糖が空気に触れることによりそのまま固まる為、細い糸状になります。その糸状のものを割りばしなどの棒で絡め取っていくと完成です。
つまりあのふわふわは細い糸状の砂糖が集まって出来ているのです。
ちなみに、カラフルなかわいいわたあめは、ザラメ糖に色を着色してから機械にかけたものになるんですよ(*^▽^*)
おまけに
わたあめの原理もすごいのですが、この機械を考えた方はもっとすごいですよね!
そんなわたあめ製造機を発明されたのは、アメリカの菓子製造業者である『ウィリアム・モリソン』と、『ジョン・C・ウォートン』という方です。このお二人が「Fairy Floss(フェアリー フロス)」という名称で世界初の電動わたあめ製造機が作られました。何とも可愛らしいネーミングですよね。そしてわたあめを世の中に広めてくださったお二人は素晴らしいですね!
今回は“わたあめ”についてお話しさせていただきました!
最後までご愛読ありがとうございました!
またお会いしましょう♪
綿あめなのか綿菓子なのかわからなかったのですが、このサイトを見たことで、謎が解けました。
サイト作成者さんありがとうございました。
kengo95 様
コメントありがとうございます。
お役に立てたのであれば幸いです!
ここでは主に砂糖についての話をいろいろと
ご紹介しておりますので、ぜひご覧くださいませ。