あのメレンゲは砂糖で白いふわふわになる!?
こんにちは。パソコンのタイピングが全然上達しないギンです。
私、実は指先が全然器用じゃありません。指先以外の手の部分はまあ自信があったりするんですが。
なので打ち間違いなんかはしょっちゅう、周りの先輩のタイピングの音が軽やかなのでそのリズムに合わせてタイピングしてると、間違えまくって結局三文字くらいしか進んでなかったり。格闘ゲームでのコマンド入力なんかがすごい苦手で、無駄にパンチを連発して無駄な入力のせいで大事なとこで単なる大パンチになってしまったり。
その点パン屋さんは手先不器用でもなんとかなるのでいいですね。・・・なんて言うと、パン屋さん方からパン屋をなめるな!と怒られそうですが。ケーキ屋さんでは指先が器用でないとあんな繊細な飾り飾るだけでポキポキ折ってしまう。
さて、今回はそんなケーキ屋さんではよく登場するメレンゲについてのお話です。
メレンゲになる2つの作用
まず、メレンゲは泡立ちますが、泡立つということは、つまり空気を取り込むことですよね。
これには2つの作用が働いています。
一つは起泡性
もう一つは空気変性というやつです。
起泡性
基本的に水は表面張力といって、球状になろうとする力が強いんです。
表面張力といえば、グラスいっぱいいっぱいまで水を注ぎこむとフチからフチまで水がこぼれるのを耐えてるようにブリッジしてる感じのことを言いますが、これも球になろうとするからなんですね。このグラスにコインを数枚ずつ入れてあふれさせた方が負けっていう賭けをして負けたあの人が思い起こされますね。
でも、普段の水は球にならないのは重力に負けてるからなんです。だから無重力だと水は球状にふわふわ浮いてるんだそうです。
で、この表面張力があると、空気が入っていきにくいわけなんです。その働きを卵白の中のタンパク質が弱める働きがあるので、空気を取り込みやすくなるということです。
空気変性
次に空気変性です。
空気を取り込んだだけではその泡は安定しません。割れるかもですからね。でも卵白の中にあるタンパク質は空気に触れると固くなるという働きを持ってるというわけです。
それで、泡が安定して次々と泡が重なりあのふわふわになります。
砂糖がメレンゲをメレンゲにしてくれる。
ここに砂糖を加えるとどんな働きがあるでしょうか?
砂糖を水に溶かすと粘り気が出たり、水分を吸収する力があったりというのは以前にやったことあります。
この力で、タンパク質と水分が分離するのを防いでくれたり、できた気泡に水分を保って壊れにくくしたりしてくれます。
気泡の安定性が増すというわけですね。
そのおかげで泡もどんどんきめが細かいメレンゲができたり、卵白の隅々まで泡立てたりできるんですよ。ただ、その代わり卵白の粘り気を増やしてしまうことで泡立ちにくくなったり、空気変性を抑えたりします。
いいメレンゲにはいいタイミングを
なので卵白に入れるタイミングも重要で、よりいいメレンゲを目指すなら、まずはじめに、砂糖を入れずに泡立てておいて、少し泡だったとこに数回に分けて砂糖を混ぜて泡立てていくのがいいそうです。
また、ハンドミキサーを使うときは、力が強いので初めに少量砂糖を入れておいてからミキサーを回し始めたほうがいいようですね。そっから数回に分けて砂糖を入れて泡立てていきましょう!
さて、砂糖は水との間を取り持ついいやつですが、皆さんは人間関係の間を取り持つためにどんなことをしてますか?
私の友人宅では、新築を建てて屋根裏部屋を何に使おうか考えるのを後回しにしてたところ、さっそく嫁さんと娘がオタグッズを飾り、屋根裏部屋でそのDVD鑑賞をする部屋になっていたようです。気づいたころにはもう遅かったようですね。
旦那さんが下にいても、“推し”が出てくるとその部屋から奇声が聞こえてくるようで、屋根裏部屋が嫁さんと娘さんの間を取り持ってくれたようですね。
屋根裏部屋の計画は旦那さんの知らないうちに決まっていたのかもしれません。
仲がいいことはいいことだ!
それではまた!
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