砂糖は薬のお手伝いさんでは終わらない!?

こんにちは。先日あるLINEが私の母から届いたギンです。

その内容はこういったものでした。(早まって拡散しないように!!)

 

「☘️友人の看護婦さんから回ってきました。
情報共有です‼️

新型コロナウィルスは、感染されても何日も症状が出ない場合があります。では、自身が感染されたかどうか、どう分かるのでしょう。咳と熱の症状が出て、病院に行った時は大体50%は肺が繊維化されていると考えられます。即ち、症状が出て受診すると遅れるケースが多いのです。台湾の専門家は、毎朝、自身でチェックできる簡単な診療を提示してます。深く息を吸って、10秒我慢する。咳が出たり、息切れる等、すごく不便なことがなければ、肺が繊維症状になってない。即ち、感染されてないということです。(注:新型コロナで悪化すると、肺胞の組織が繊維化して硬くなっていくようです。)現在、既に大変な事態になってるので、毎朝、良い空気を吸いながら、自己診断をしてみてください。また、日本のお医者さんは、とても有効なアドバイスをしてくれています。皆んな、常に、口と喉を濡らして、絶対に乾燥した状態におかないこと。15分毎に水を一口飲むのが良いそうです。ウィルスが口に入ったとしても、水とか他の飲み物によって、食道から胃に入ってしまえば、胃酸によりウィルスは死んでしまう。水分をよく取らない場合、ウィルスが気管支から肺に侵入してしまうので、とても危ないのです。

お友達から回ってきました。出来るだけ沢山の人に拡散して下さい。

○○医療センタードクターから」

 

こういったのを目にしたら皆さんどうしますか?ちなみに○○の部分は私が伏せました。それ以外は原文のままです。
続きは一番最後で。

 

 

 

砂糖がお薬に!?

今回はまたまた薬とお砂糖の関係です。前々回は薬の外側に砂糖が使われてる話、前回は薬の働きを助ける砂糖の話をさせていただきました。

砂糖で薬をコーティングするなんてことがあるの?糖衣錠に聞いてみた。

 

今回は砂糖自体がお薬という話です。

ずいぶん昔の話ですが、砂糖が日本に初めて入ってきたときは実は“薬”として入ってきました。これは以前にジャッキーさんがブログに書いています。

新元号の典拠としても話題「万葉時代」の砂糖事情

 

砂糖が薬だなんて昔の日本人も変な勘違いをしたもんだ。と思ったら違うんです。結構「砂糖=薬」という認識はほかでもあるようで、紀元前のインドや中世のヨーロッパでも“薬”という認識がなされていたようです。

現代でも、糖が脳や体に効果があるということが解明されてるのは知ってるでしょうか?ご存知あそばされないなら、ブドウ糖のまとめでも見ておくんなまし。

困った二日酔いの時にはブドウ糖を…?

 

まあ、「食は薬」だとか「医食同源」だとかいうので、たいていどの食品にも体に良い効果があるのは間違いないでしょう。でも、過去に砂糖が薬といわれた時にはかなり大げさに“万能薬”として扱われた時代もあったようで。反対に現代では砂糖は麻薬という人もいるようですから「昔の人は困った人が多いねぇ」と笑ってもいられないかもしれません。あの、麻薬ではないですよ・・・。

砂糖に依存症ってあるの?

 

昔は情報があまりにもなくてデマが飛び交ったりしましたが、今はあまりにも情報が多すぎて正しい情報が見えないってことで、色々難しいですなー。実際のところ、砂糖は濃度が濃いと殺菌力があって切り傷や裂傷にもいいよっ!なんて話もあるにはあるけど、その濃度をキープして傷口に貼っておけるかというと非現実的な話になってしまいます。グラスでもかけておきます?

粉糖を使ってお菓子を美味しくコーティング♪

 

なお、今回はリンク多めでお送りしております。

 

 

真面目にお砂糖でお薬

だけどそんな中でも、胃潰瘍の薬として砂糖が活躍してるみたいなんでご紹介。

ただ、砂糖といっても化学変化を起こさせた、硫酸化ショ糖アルミニウムというやつなんですが、これが中外製薬さんが出してるアルサルミンという名で売られています。砂糖がベースのため安全性の高いお薬らしいですよ。

 

 

運のいい砂糖と不遇なジャガイモ

ところで上で出てきた、中世ヨーロッパのことですが、その時代は身分の差が大きく食べ物の善悪もだいぶ権力のある上の人の判断で決めつけていたみたいです。例えばチョコレートは美味しすぎるから「悪」だったり、お茶もうますぎるから「悪」だったり、そんな中でも砂糖が薬とされたのは運がよかったですね。私から見たら気分屋にしか見えませんが。

そういった中に、ジャガイモが裁判にかけられたことがあったんです。どんな光景かは知りません。被告人席にジャガイモでも置いてあるんでしょうか。皆さんも知ってると思うんですけど、ジャガイモは種によって増えずに芋から芽が生えて増えますよね。つまり芋がそのまま種なんです、これが。

 

で、その時の裁判長が、「雌雄による生殖ではないので性的に不純であり卑猥である」という理由で有罪となったんですって。で、火あぶりの刑にされたようで。(本当)きっと、刑の執行人があぶりながら「くっ・・・、美味しいにおいを漂わせて、私を誘惑する気だな!!あぶられながら、なおも誘惑してくるとはどこまでも卑猥なヤツめっ。そんなもんには屈せんぞっ!!うおおおおっ!」って汗とよだれを垂らしながら刑を執行してたんでしょう。

昔の人は卑猥に厳しかったんですね。今なんて卑猥なんてそこら中に転がってるのにね。みんな火あぶりの刑だーっ!!

ハンバーガー屋さんででポテト頼むときはこっそり耳元で周りの人にばれないように頼んだほうがいいかもですね「あいつ、卑猥なものを頼みやがったぞ」となるといけませんので。

 

 

 

冒頭のLINEメッセージ

さて、冒頭のLINEのメッセージですが「友人の看護婦さんから回ってきました。情報共有です‼️」「お友達から回ってきました。出来るだけ沢山の人に拡散して下さい。○○医療センタードクターから」との部分で私は騙されてしまいました。この部分を見た時、私は母の友人のコメントだと思ったんです。つまり、母の友人のさらに友人の看護師さんから来たんだと。

で、うっかり拡散したんです。しかし、ちょっと文章に違和感があったので、責任取れる範囲のよっぽど身近な人間だけにしました。そしたら、その中の一人からほとんどおんなじLINEが返ってきた後に、「ありがとう」と返ってきました。つまり、「僕んとこにもほぼ同じものが来たよ」って意味です。ただその人はいい情報が回ってるという認識でしたが、その時「やられた!!」というショックを受けました。

母の友人のさらに友人の看護師さんどころか、全くの関係のない遠い誰かという可能性が急に高まって、急いで検索しました。そうすると、出てくるもんですね。「こういったチェーンメールが回ってますよ」だって。急いで訂正LINEを送りましたが、返事を返してきた人は、すでに拡散してしまってるようでした。内容的にはとんでもないウソが書いてあるというほどでもないようですが、調べたところ3点間違った情報があるようです。

 

 

一つ目

「台湾の専門家は、毎朝、自身でチェックできる簡単な診療を提示してます。深く息を吸って、10秒我慢する。咳が出たり、息切れる等、すごく不便なことがなければ、肺が繊維症状になってない。」

これでコロナにかかってるかどうかまでは判断できないので、自己判断としては世間で言われてる「咳、4日以上の37.5度以上の発熱、倦怠感、味覚嗅覚障害、呼吸器の異常」で判断すべきのようです。ただ、完璧に自己判断できるものでもないので、重症化する前に疑わしいと思ったら、専門機関(保健所とか)にまず連絡しましょう。自分が罹らないことも感染防止のお役に立てます!

 

 

ふたつ目

「15分毎に水を一口飲むのが良いそうです。」

これをやると頻繁にマスクをとらなければならなくなるので、マスクの効果は減ってしまいます。そしてマスク、顔、水筒やペットボトルに指が触れるのでより危険にさらしてしまいます。

 

 

最後

「○○医療センタードクターから」

“○○”で伏せたのでわからないようになってますが、私がもらったものは名前が入っていました。これで拡散されると、この病院に連絡等が殺到したりして仕事の邪魔をすることになってしまうようです。当然このドクターやそこの看護師が発信したというわけでもありません。

出所はどうやら、海外のチェーンメールの翻訳だそうです。

特に不安に思ってることに関しては情報を知りたいという思いが、あるいは教えてあげたいという思いが裏目に出てしまったりするので、情報の出どころには注意していきたいものですね。

 

 

今回の話のメインは砂糖とお薬ですよ。覚えてましたか?真面目な部分は約4行。
手抜きじゃないですよー。

あ、ジャガイモから芽が出てるからといって虐待しないように。

それでは、皆様ごきげんよう。

 

All photo 写真AC

 

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