ブドウ糖と記憶力のあま~い関係

こんにちは。忘れ物の多いギンです。

小中学校ではいつも宿題未提出の欄に私の名前が常駐でした。消されることの方が少なかったので、マーカーで書いても問題ないんじゃないかとも思ったほどです。過去に忘れた最大のものは、高校に制服を着るのを忘れて登校した事です。まあ、みんなよくやることですよね。

パン屋になってもよくありました。

パンにイースト菌を入れ忘れるとショックです。どれどれと、様子をうかがっても全く膨らんで無い状態に愕然としますが、入れ直せばいいだけなのでまだ何とかなります。しかし、塩や砂糖を忘れるとあまり気づかずに焼くところまでいってしまうこともあります。ただ、焼くとはっきりと分かります。特に塩が無いパンは食えたもんじゃない!

そういう、うっかりさんのために様々なチェック機能があるってことを今の会社に来て学びました。

ということで今回はブドウ糖で記憶力アップについてです。

 

 

 

ブドウ糖と記憶力の関係

正確には、記憶力がアップするというか、記憶するのにブドウ糖からそのためのエネルギーを生み出しているということです。

なので、ブドウ糖不足では記憶に支障を生じてしまいます。脳にしっかりとブドウ糖がいきわたっていれば、ちゃんと脳は記憶してくれるということです。

特に「海馬」というところが記憶に関しては重要なようです。この部分が「インスリン」というのを分泌することが分かっています。膵臓出身のインスリンは有名ですが、海馬出身もいるんだそうです。この海馬出身のインスリンが、脳の周りの血管からブドウ糖を持ってきて記憶のためのエネルギーにするようです。

 

脳のことに関しては、とても難しいので曖昧にしか書きませんが、記憶というのは次のようになっていきます。

  1. まず「銘記」。脳みそに入力する作業ですね。華麗なブラインドタッチの人がうらやましい。
  2. 次に「固定化」。短期的な記憶から長期的な記憶にしていくらしいです。パソコンでデータを保存するときの「今のデータを保存しますか?」「はい」「いいえ」「キャンセル」のようなもんですかね。間違えて「いいえ」を押してしまった恐ろしさは記憶に鮮明に残るんですが、データは残らない。そして時は止まる。
  3. そして「保持」。固定化したものを蓄えておきます。一生の出来事は実はすべて保持されていると聞いたことがあります。それを引き出せるか否かであって、記憶は実は無くなっていないようです。上で短期的と長期的という言い方をしましたが、引き出しやすく整頓するか、乱雑なまま放置するかみたいなことじゃないでしょうか。
  4. 最後に「想起・再生」。保存先からファイルを開きます。ちゃんと整理されてないとあれ?あのファイルどこやったっけ?と散々探す羽目になります。整理整頓は大切ですね。

 

 

 

アルツハイマーは糖が不足で起こる?

ちなみにですが、アルツハイマーというのをご存知でしょうか?
認知症につながる病気の一つです。まだはっきりと原因が解明されていませんが、一つの仮説として、「脳の糖尿病」と言われているようです。

糖尿病はインスリン異状によっておこるもので、血液中の糖をインスリンが取り除けなくなることで血糖値が下がらなくなります。上で書いたように、海馬から出るインスリンが糖を持ってこれなくなると、海馬に糖がきません。そうすると記憶に使うためのエネルギーが不足して固定化や保持が出来なくなるということです。アルツハイマーの方がブドウ糖を摂ると改善していったという実験結果もあるようです。

こういったことを見るといかにブドウ糖が記憶にとって必要不可欠なものかがよく分かりますね。

 

ただ、前回も言いましたが、ブドウ糖を摂れば摂るほど記憶が良くなるということではないのでご注意を。だらだらと長く過剰に摂ると記憶にも悪影響が出ることがあるようです。何事にもメリハリが大事なんですよ。メリー&ハリーですね(これも前回言った)

「海馬」「海馬」と聞くと「俺のターン!!」と言いたくなる人がいるんじゃないでしょうか?それとも、美食倶楽部の人を思い出すでしょうか。あの人は「海原」ですが。

 

それはさておいて、能率的に勉強や仕事をしたいならば、しっかりと朝に昼にご飯やパンなど炭水化物を摂ることが大事ですね!ちょっと疲れた休憩時にはコーヒーや紅茶に駒屋の角砂糖を入れて、あるいはお菓子をほおばって、糖分補給していくとなお効果的ですよ。

 

次回は、ブドウ糖がイライラを防止するといった内容にいきますね。

それではまた!

 

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