【漫画で解説!】砂糖ってそもそも何?
はじめまして!製造部担当の まい です。
今日は“砂糖って、そもそも何?”についてご紹介します。
私たちが普段何気なく使っている”砂糖”のこと、皆さんはどこまでご存じですか?
「サトウキビから作られている」「調味料」「白い」「甘い」などなど…そんな今やどこにでもある砂糖も、詳しく調べてみると意外と奥が深い子なんです!笑
そもそも”砂糖”とは、化学的には「ショ糖」といって、ブドウ糖 + 果糖 がくっついて出来たものをいいます。
ブドウ糖と果糖はそれぞれ「単糖」(それ以上分解できない糖)といって、その単糖が2つ合わさったものを「二糖」といいます。
ショ糖は二糖類の中でも代表的な糖ですが、その他にも、ビール造りや水あめの原料となっている麦芽糖や、母乳や牛乳に含まれている乳糖なども、有名な二糖類になります。
余談ですが、ショ糖の「ショ」は「蔗」と書きます。「蔗」はサトウキビの意味なんだそうです。「サトウキビから出来た糖」だから、ショ糖(蔗糖)なんですね~φ(。_。*)メモメモ
こうやって見ると、砂糖って、ブドウ糖と果糖のみで出来たシンプルな子なんですね笑ですがそんなシンプルな砂糖、実は意外と種類が豊富なんです!
砂糖は大きく分けると、「含蜜糖(がんみつとう)」と「分蜜糖(ぶんみつとう)」の2種類に分かれます。
含蜜糖とは、サトウキビなどの原料を細かく砕き、絞り出した糖液を煮詰めて出来たもので、結晶が糖蜜を含んだ砂糖のこと。
また分蜜糖とは、絞り出した糖液から不純物を取り除き、残った上澄み液を煮詰めて遠心分離機にかけ、結晶だけを取り出して出来たもので、結晶と糖蜜が分かれた砂糖のこと。
どちらも同じ原料を使っていますが、製造方法によって分類されます。(この製造方法もとても面白いので、近々漫画でわかりやすく紹介出来たらな~、と思います!^^*)
以前製造部のヨシさんが記事で紹介していた和三盆や黒糖は含蜜糖、普段よく目にするグラニュ―糖、上白糖、三温糖は分蜜糖になります。
でもこんなにたくさん種類があったら、どれを使えばいいかわからないですよね(-`ω´- )ウーン…
家庭によって砂糖の使い分けは様々だと思いますが、紅茶やお菓子作りにはグラニュー糖、普段のお料理には上白糖や三温糖、という使い分けが一般的に多いようです。
…ということで、「砂糖って何???」の疑問が少しは解消できたでしょうか?
次回は、「砂糖ができるまで」をご紹介していこうと思います。
それではまた~(^^)ノシ