「砂糖」の漢字を考えてみる~「糖」篇~
こんにちは。
いろんな説を調べるのが大好きなギンです。
「漢字が実はエルサレムから来たという説」というのがたまたま目にとまって、読んでみて、そこから漢字の成り立ちを調べるに至ったという経緯があって、多少知識があります。
今はオタクの地位も向上している感があるのでいい時代になったなぁと思っています。(オタクっていってもいろんな方面があるけどね。)
そんでもって、漢字エルサレム由来説ですが、普通に考えると「そんなわけないでしょ」と思ってしまいそうなことですが、読んでみると「な、なるほど!」ともっともらしい話ができていて、信ぴょう性が出てくるから、あら不思議!
でもやっぱりちゃんと学者の人の本で調べると、「あ、やっぱそんなわけないやーね」となったので、鵜呑みもいかんなと思いますね。
あんまり具体的に書くと怒られそうなのでぼんやり書きますが、その説の信ぴょう性に興味がある人は「女」という漢字の成り立ちを調べてみてください。その上で、漢字エルサレム由来説と、一般の成り立ちの説明とを比べたらすぐにわかると思います。(なんのこっちゃの人はすいません)
photo by pixabay
砂糖の「糖」
今回は砂糖の「糖」の字についてやっていきます。ちなみに前回の「砂」篇はこちらからどうぞ。
「糖」の字は古来的に書くと上のようになります。(バッタの顔みたいになっちゃった)
「米」の部分に当たる横棒は、イネの枝を表しています。
上下にある六つの点はそこから零れ落ちた実を表しています。
っていうことで「米」の完成です。
で、右の「唐」という部分ですが、ちょっとやっかいさんです。
先に簡単なほうからいくと、「口」の部分は「くち」ではありません。「場所」を表してるようです。
そんでもって「口」の上の部分なんだかわかりませんよね?この部分は「庚(かのえ)」が変化したものです。ちなみにその「庚」はこう書きます。
さっきの「唐」の上の部分はこれを簡略化したものです。
そしてさらにこれを分解すると、杵と両手になります。
ということで、「もち米を杵(を両手で持って)でついて飴にする。この飴のことを糖という」というのが大体の一般論です…が、私の信頼するある教授の本によれば、「杵でつくという意味を持つ『唐』の意味は全く生かされていない。」とのことで。
photo by 写真AC
つまり「もち米から作った飴」を表していることは一緒なんですが、米をつく(ぺったんこぺったんことね)か否かが分かれるとこで、これはと思い調べてみました。
要は、もち米から飴を作るのに「搗く(つく)という工程があるのかどうなのか?」と、調べてみたところもち米から飴を作るのに「搗く」という工程はどうやらなさそうです。そういえばもち米をついたりなんかしたら、お餅ができちゃうじゃん!と気づきました。なので、軍配は某教授に上がりそうです。
ただ、あくまでも推測なので、絶対とは言えないけどね。
でもそうなると、「糖」の字の意味が全く分からなくなってしまうけど、その当時の意味をなさないもんなんて色々あるから、ま、いいか!
邪馬台国の余談
photo by 写真AC
昔のことといえば、私は邪馬台国論争が大好きで、邪馬台国がどこにあったのか?という話にとても興味があり、これにも説があります。
事実か否かは別にして、一番面白いなと思っている説は、邪馬台国はないよ、卑弥呼もいないよ説です。(ただ、この説はそんなに有力な説ではないようです。)
簡単に説明すると、当時の中国の書物に日本の国のことが書いてあって、「邪馬台国はここにあるよ!」との説明が不思議な内容なんです。むっちゃ距離が長い。その当時の状況から考えると、九州にあるはずなんですが、余裕で九州を突き抜ける。なので、近畿辺りにあるんじゃない?という説も出る。でも実はそれでも距離がおかしい。
そこで、九州の伊都国(今の福岡県糸島市にあったとされている)の王が、当時の中国からの圧力をかわすために、架空の卑弥呼という存在と、架空の邪馬台国という存在を作って、うまいこと外交をやっていたんじゃない?というのが出てきた。つまり…
当時の中国「一番偉い人に会いたいんだけど?」
伊都国の王「(ほんとは俺だけど)あ、ここに行けば会えますよ!」
中国の皇帝「…(遠っ!!)。えっと。来られないの?」
伊都国の王「卑弥呼さん引きこもりなんで。なんでも占いで忙しいんでなかなか出てこないんですよ。」
皇帝「ぐぬぬ」
てな感じで、うまくやってたとか。どうです?なかなか面白いですね?ですよね?ただうろ覚えで書いている部分もあるので、ちゃんと知りたい方はちゃんと調べてみてくださいね(と私も責任をかわす)。
photo by 写真AC
最後は完全に私の趣味的な話になって申し訳ござらん。
それでは失礼にてつかまつる。にんにん。