イライラしたらあの糖が足りていないかも?
みなさま。こんにちは。
好きな飲料はなんですかと聞かれたら、ウェルチの100%ブドウジュースです。と答える可能性が60%位はあるギンです。
他のブドウジュースではなかなか味わえないブドウの皮の裏の渋みのような味というか、とにかく美味しいので、おススメです。値段が高くなければ、あるいは私が富豪ならこのブドウジュースとパピコは常備させておきたいです。しかし、お酒が苦手な私は、ワインは飲めません。もし飲めたならワインは好きかもね。
なので今回はブドウ糖の話です。
ブドウ糖と脳の関係
ブドウ糖とは、炭水化物や糖類を分解していった先に出来るもので、最小単位の糖類の代表格です。
実はこのブドウ糖は人間の体には無くてはならないものなのです。
人間の体の中でも脳が一番ブドウ糖の消費が激しく体全体が消費するブドウ糖の総カロリーの約18%を消費することがわかっています。
そして通常、人間の脳を動かすエネルギー源はブドウ糖だけなのです。
(「通常」と書いたのは、糖が体内に無くなってきた時(飢餓時とか)に緊急的にケトン体も使用することが可能ですが、あくまで緊急状態の話です。)
しかも、脳には常にブドウ糖が供給されていないといけないため、誰であろうが、あのジョージさんも常時、血液にブドウ糖を含んで供給し続けているのです。
ですが、血糖値を一定に保つことなんて私たちが常に考えるわけにはいきません。体内では血糖値が高くなれば体内に蓄え、低くなればその蓄えをお返しする(バンキングですね)。そうやってインスリンたちが血糖値を一定に保っているんですよ。
でも、脳に糖が足りなくなってしまうと、思考力低下、活力低下、集中力の低下、イライラなどを引き起こします。
なので、今回の脳の話だけでもやはりブドウ糖は人間には無くてはならない栄養素なんだなーということが分かってもらえるかなと思います。
また、ブドウ糖は他の栄養素と協力して、脳からドーパミンやセロトニンの放出を助けます。
ドーパミンは快感、やる気を促し、学習能力や運動能力、記憶力を高めます。セロトニンは精神を安定させ、癒し、睡眠の質を高めます。
逆に、ドーパミン不足は認知症、セロトニン不足はウツの原因になるとも言われています。
だから、栄養のバランス良く適度に食べることが必要なのですね!
ブドウ糖と血糖値
さて、前回、ブドウ糖は血糖値をとても上げやすいということを遠回しに伝えた格好になってしまいましたが、間違えてほしくないのが、血糖値を上げやすい食品が糖尿病を引き起こすということを伝えたわけではありません。
世の中の糖尿病に関することとして
- 糖尿病は血糖値が下がりにくい病気だ。
- 血糖値を上げる糖はブドウ糖だ。
- 砂糖もブドウ糖も同じ糖類だ。
この1.~3.はどれも正しいんですが、1.と2.を関連付けて、「血糖値を上げるブドウ糖は糖尿病の原因」だとか、2.と3.を関連付けて「ブドウ糖も砂糖も同じ糖類だから、同じように血糖値を上げる」とかといった誤解の末に、「砂糖は糖尿病の原因なんだ」という誤解を、2.と3.のつながりを「GI値」というものを使って、断ち切っただけなんです。
そもそも、血糖値が下がりにくいのはインスリンの働きの異常であって、健康な人は二時間もすれば血糖値がインスリンの働きによって正常値に下げられるようになっているんですね。(そうすると1.と2.も関係ない事が分かりますね)
今回は前回にそんな説明をしたがために、ブドウ糖さんから苦情を受けたので、ブドウ糖の事を書こうと思ったというわけです。
それでは次回の更新まで!