料理の基本は分子レベルから!小さい砂糖と塩の話
こんにちは。最近フュージョンにハマっているギンです。
存在しなかったいろんなものが作れるから面白いですよね。
ベジットとかゴテンクスとか・・・
フュージョンのやり方動画のこの方の声がイケボすぎて癒されてます。
先輩に「いい声ですよね?」って言ったら「そう?」って疑問形で返された。
きっとイヤホンじゃなかったからに違いない。
耳元で話しかけてほしい声ですからね。イヤホン推奨です。
皆さんも是非!Makers loveさんの動画で癒されながらフュージョンしよう!
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今回は前回の「浸透圧」に続いて今回は「分子の大きさ」ということについてやっていきます。料理のさしすせその続きでこんなことになってますが、なんでこんな順番なのかを分子レベルで解明していこうという取り組みです。
その前にまず、料理の「さしすせそ」がわからないというあなたはこちらからだね。
塩と砂糖の分子の大きさ
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砂糖の分子については以前にやりましたよ?これは見ない手はないですね!
砂糖(ここではショ糖)の化学式はC₁₂H₂₂O₁₁でしたね!
それに対して塩は主成分が塩化ナトリウムなのでNaClです。
さて、この分子は一個だととんでもなく小さいのです。目を凝らしてもとても見えそうにありません。
でも何となく比べてみると
砂糖はC(炭素原子)が個、H(水素原子)が22個、O(酸素原子)が11個並んでます。
塩のほうはNa(ナトリウム原子)が1個、Cl(塩素原子)が1個並んでます。
数だけでもだいぶ違いますよね!?
ただ、数が多いと大きさが大きいとはならないので、次に原子の直径を見てみましょう!
全部を挙げるとこんがらがるので、砂糖の中で一番直径が大きいC(炭素原子)と塩化ナトリウムの中で直径が大きいNa(ナトリウム原子)を挙げてみます。
- C: 1.34Å(オングストローム)
- Na: 3.8Å
オングストロームってなんじゃという感じになりそうなので㎜にしときますか。
- C:0.000000134㎜
- Na:0.00000038㎜
という感じです。
NaはCの約三倍の直径ですが、そのCは11個もある時点で大きさの違いが判るでしょうか?
分子になるとまた大きさがいろんな理由で変わってきますが、塩より砂糖のほうが分子がはるかに大きいということがわかればいいかなと思います。
このことを踏まえて料理の話に戻してみましょう!
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砂糖を石、塩を砂粒だと思ってください。
砂糖を先に料理に味付けして、そのあと塩を振るのは、先に石を撒いて砂をそのあとにまくのと同じことです。
石と石の間に隙間ができますよね?砂はその隙間にうまく入っていきます。
これが逆だと?
砂が先にまかれてしまうと、隙間なく詰まってしまって、その間に石が入っていくことができません。
これが砂糖が先、塩が後という理由なのです?
目に見える砂糖粒、塩粒は同じくらいの大きさなのに分子レベルではこんなことが起こっていたんですね!
分子レベルの無駄話
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さて、分子レベルの話はとても楽しい時間となること間違いなしですね!
もう一つ分子レベルの話をしてみたいと思います。
突然ですが、実は誰も私の体に触れることができません。
あなたもあなた自身の体に触れることはできません。
そう聞いて右手を左手で触って「なんだ触れるじゃねーか」と思った人いるでしょう?
いいえ。触っていません。マウスをクリックしているあなた、一切マウスに触れていないのです。
どういうことか?
分子レベルで見てみると、あなたの体もマウスもスッカスカなのです、分子は電子と陽子と中性子でできていますが隙間がありすぎてスカスカなのです。その原子や電子同士がぶつかるなんてまずありません。だから本当だったら、右手で左手を触ろうとしたら右手が左の中にずぶずぶと入っていきます。マウスをクリックしようとしても人差し指がマウスの中にスカッと入ってしまうのです。
でもなんで左手触ろうとした右手の指が入っていかないのか?なぜマウスをクリックできてしまうのか?それは原子の周りにある電子同士が磁石のNとN、SとSのように反発しあっているだけなのです!
驚きですね!
じっと手のひらを見ても向こうが透けて見えないのは単に目が悪いだけなんです。
以前車同士がぶつかってるのを友人の車から見て友人が「うわーっ。すげー潰れてるなー」と言ってた時に、私が「あれはぶつかってるようでぶつかってないんだぜ?」って言ったら「ぶつかってるじゃん」と変な顔をされました。
あなたも知人に誰かとのイケナイ関係がバレそうになった時にはこれを使ってみてください。
「いいかい?今僕たちは手をつないでいるように見えたけれども、決して一瞬たりとも触れてない。なぜならこの手は分子から構成されている。そしてこの分子と分子には隙間が多くあり・・・」と真っ直ぐな目で相手に訴えましょう!
分子は原子と原子のフュージョンですね!
フュー・・・テケテケテケテケ・・・ジョン!!
それでは、また!