「しゃる」って知っていますか?お菓子の業界用語のご紹介
みなさん、こんにちは。製造担当のジャッキーです。
美味しそうな大学いもですね。
実は家族にひじょーに“いも”の好きな方がいらっしゃって、出かけた際には何かにつけ、“芋けんぴ”だの“大学いも”だの“芋チップ”などを買いに行っております。
先日名古屋の百貨店で有名なお芋屋さんが出店されたときは、1時間並んだうえで、芋製品を購入致しました。間違いなく、美味しいのは美味しいのですが、“フリーク”ではない私にとっては、1時間並ぶのは、正直「う~ん」という感想でした。(とはいえ、好きなラーメン屋さんには1時間でも平気で並んでしまいますが・・・同類ですね笑)
さて今回、冒頭に大学いもの画像を載せさせていただいたのは、単に芋好きの家族を紹介したいからではなく、当然、お砂糖屋さんのブログですから、お砂糖に関することを書きたいがための前振りです。
皆さん、“しゃる”という言葉をご存知でしょうか。
私もこの業界に入るまでは、聞いたこともない言葉でした。
意味は、砂糖含量の多い菓子が、製造中や保存中に砂糖の結晶が出て、もとの砂糖に戻る(表面が糖化する)こと。お菓子用語です。
原因としては、羊羹を練り過ぎたり、餡類に砂糖を入れすぎた場合に、こうなる場合があります。
つまり、例えば羊羹を練るのを10分でいいのを20分やってしまったり、砂糖を入れるのを10gでいいところ20g入れてしまった場合などに起こる現象ですね。
まさに“過ぎたるは及ばざるがごとし”、皆様も大学いもや羊羹を作る際には(普通はないですね汗)、“ぽしゃる”ことが無いようにいたしましょう。
苦しい“落ち”ですいません。
最後まで読んで下さりありがとうございました。