いまが旬!夏野菜のご紹介「モロヘイヤ」さんの登場
こんにちは、野菜好きなヨシです(^^♪
今回はモロヘイヤのお話。ついに夏の旬の野菜シリーズ第6弾(完結編)です!
みなさんは、食べたことがありますか?モロヘイヤと言えば、粘り気のある野菜です。では、モロヘイヤについて栄養、オススメな食べ方まで全てお伝えしていきます♪
モロヘイヤの紹介
原産地は北アフリカとされ、日本には1980年代に栽培が始まりました。
飯森嘉助(いいもりかすけ)※氏らが、「全国モロヘイヤ普及協会」を設立させ努めたおかげで現在では、全国各地で栽培が行われています。また、モロヘイヤは「野菜の王様」とも呼ばれます(なんと!野菜の頂点に君臨してるのか(゜o゜/)/!!)
いえ、頂点に君臨しているという意味ではありませんよ(^_^)
モロヘイヤという名称は、野菜の王様という意味を持つ「molokheiya(ムルキーヤ)」というアラビア語が語源とされています。そしてもう一つ!古代エジプト王がモロヘイヤのスープを飲んだところ、病気が回復したという説が呼ばれる由来になったとされています。
※飯森嘉助(いいもりかすけ):拓殖大学の名誉教授であり、日本の学者。専門はアラビア語、中東文化です。
モロヘイヤの豊富な栄養成分
モロヘイヤは王様の病も回復させたという故事があるように、以下のような豊富な栄養だってあります。
β-カロテンからビタミンAに変身!
緑黄色野菜に含まれているβ-カロテンには強い抗酸化作用があり、アンチエイジングの効果があります。
体内に入るとビタミンAに変換され(変身して・・・)、視力維持、皮膚や粘膜を健康に保つ効果があります。ビタミンAのこの効果によって感染症も防げるので、免疫力のアップにもつながります。ビタミンAですが、全てのβ-カロテンが変換されるわけではありません。満タンな状態だと、体内で貯蓄されていきます(体内で栄養貯金ですね!)。そしてビタミンAが体内に存在することで、他のビタミン類の効果も十分に発揮されるのです。
ビタミンA、サマ様です♪
もう1つビタミン類あります ビタミンK
ビタミンKは葉野菜や納豆、チーズにも多く含まれており、血液を凝固させ、止血する効果があります。骨の沈着に必要なたんぱく質を活性化させる効果もあり、丈夫な骨を作るのに欠かせません。
他に骨粗しょう症の治療薬としても用いられています。
カルシウムもあります
カルシウムといったら、骨や歯を作ってくれる大事な栄養成分ですね(^_^)
多くは骨や歯を作る成分になりますが、残りほんの少しのカルシウムには別の効果が。筋肉収縮を促して働きを滑らかにしたり、イライラを抑え精神状態を安定させてくれます。
食物繊維だってあります
モロヘイヤには粘り気の元ともなるマンナンなど水溶性の食物繊維がたくさん含まれています。水溶性の食物繊維は、糖の吸収を遅らせ血糖値の上昇を抑えたり、腸内環境を整える効果があります。
モロヘイヤには毒がある!?
実はモロヘイヤには毒がある部分があり、食べてしまうと下痢や嘔吐、起立不全、食欲不振などの症状が出ます。過去には、実の付いたモロヘイヤの枝を食べてしまった牛が亡くなってしまったこともあります。なので強い毒性があることが分かりますね。ではどの部分に毒性があるのでしょうか?
普段スーパーで売られている市販のモロヘイヤは、農家の方たちが収穫時期に合わせて収穫をしているので安全ですが、家庭栽培のモロヘイヤは以下の部分に特に注意が必要です。
毒のある部分
- 成熟後の茶色に色付いた種
- 成熟中の緑色の種
- 収穫期を過ぎたサヤの部分
- 新芽が出たばかりの若葉
となります。上述にもあるようにサヤの部分、種から出たばかりの新芽の状態のものは危ないので絶対に食べないように!! そして花が咲いてしまったら、収穫はやめた方がいいですね。
正しい知識を持って家庭栽培することが何より大切です。
モロヘイヤのオススメな食べ方
1番オススメしたいのは、砂糖入りのモロヘイヤのスムージーです!モロヘイヤの栄養をそのまま摂取できますし、スムージーなので手軽にいただけちゃいます。
材料は、モロヘイヤの葉、ヨーグルト、バナナ、砂糖(ハチミツでもOK!)、レモン汁です。
モロヘイヤは茎から葉を取り除いて、綺麗に水洗いしておきます。バナナは少し小さめにカット。そしてミキサーに材料をINしてかき混ぜるだけ(^^) 混ぜたら、完成!ヨーグルトでまろやかさを、レモン汁で少し酸味を取り入れます。
バナナを入れることで栄養満点なスムージーに。砂糖の量はお好みで加えて甘みを調整してくださいね。
色んなスムージーを作ってみよう
シンプルなモロヘイヤのスムージーの組み合わせをお伝えしましたが、スムージーの組み合わせはいろいろと他にもアレンジできちゃうんです。
まず、組み合わせの基本としては「 葉野菜 + 甘めのフルーツ + 酸味のフルーツ」です。
甘いと酸っぱいの組み合わせが基本ってことですね!そこに季節もののフルーツやヨーグルトを追加していきます。
- 葉野菜・・・ 今回はモロヘイヤでした(^^)v 他にホウレン草や小松菜、レタスなど
- 甘めのフルーツ・・・ バナナ、りんご、洋ナシなど
- 酸味のフルーツ・・・ グレープフルーツ、オレンジ、レモンなど
- 季節のフルーツ・・・ イチゴ、ブドウ、スイカなど
他の野菜やフルーツを組み合わせて、自身でスムージーのレパートリーを増やしてみるのもいいですね♪
さいごに
今回はモロヘイヤのオススメな食べ方として、砂糖入りのスムージーをお伝えしました。スムージーには葉の部分だけを使うので、茎は余ってしまいますよね。
そこで残ってしまった茎は炒め物にしておいしくいただいちゃいましょう!!茎の下4cmほどは固いので切り落として、食べやすい大きさにカットします。あとは醤油や砂糖、だしの素など調味料を加えて炒めるだけです。ごまを入れてお好みで風味を出すのもオススメですよ。
ご愛読ありがとうございました。またお会いしましょう!!